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男性の肌は、脂ギトギトでテカテカしているイメージありませんか?
実は脂ギトギトなのは表面だけで内部は乾燥していることが多いのです。
インナードライ(乾燥性脂性肌)と言われますが女性の皮脂の2-3倍あるのに対し内部は女性よりも水分が少ないのです。
男性は女性のように肌の手入れをしません。
そのため、乾燥肌はどんどん進行していきます。
忙しいので手入れをするのは大変と思っていませんか?
いつも通り洗顔した後に、化粧水をちょちょいとつけ乳液で仕上げるだけです。
簡単ですよね?
やり方を説明しますね。
乾燥肌の原因
乾燥肌の原因になる要因は多くあります。
加齢 皮膚のバリア機能の低下
環境 冷暖房の長時間による乾燥
遺伝 遺伝により乾燥肌傾向を受け継いでしまう
アトピー 皮膚炎があることからさらに乾燥させてしまう
ストレス、ホルモンの変化 ストレスにより血流が悪くなり、循環が悪くなり乾燥する
紫外線 紫外線に当たることから皮膚から不意分が蒸発する
入浴時の過剰な洗浄・乾燥 入浴時に過度に洗浄すると油分が取り除かれてしまう
不適切なスキンケア 乾燥させるスキンケアをしてしまう。
新陳代謝の乱れ 新陳代謝が乱れると新しい皮膚の再生に障害が出る
血行不良やリンパの滞り 血行が悪く、リンパも滞ると新陳代謝が悪くなる
シェービング カミソリで剃る際に油分まで一緒に取り除いてしまう
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乾燥肌の症状
乾燥肌の方は、肌の水分が不足しているためツヤがなくなり肌のキメが粗くガサガサして粉が吹いたりすることもあります。
ひび割れやかゆみも出現することもあります。
乾燥肌の症状
・カサカサ
・かゆみ
・肌のキメが粗くなる
・肌が引っかかりやすくなる
・乾燥によりくすんだ色合いになる
・ヒリヒリやカサカサした感触がある
・小さな皮むけができる
・赤み・ひび割れなどの炎症が起こりやすい
・化粧品を使うと刺激を感じる
乾燥肌は、病名ではなく症状なので治療をするものではないためガイドラインや分類の設定もされていません。
乾燥肌のスキンケア
先生によっても意見がかなり分かれ洗顔料は使わないほうがいいとか洗い過ぎはよくないとか化粧水ではなく、ワセリンがいいとかさまざまなお考えがありますが筆者が考える基本的な考え方は、次のようになります。
乾燥肌のスキンケアは
「 洗顔 」
「 化粧水 」でOKですが
もっと肌を整えたいという人は
「 乳液かクリーム 」を追加する。
この3ステップが簡単で乾燥肌を確実に改善させる方法です。
他にもスキンケアはたくさんありますがこの3ステップで充分です。
乾燥肌に効果的な化粧品
筆者は、いろいろな先生のコメントやビデオで拝見した結果
洗顔
水かぬるま湯で、こすらないように洗い流す。
お湯はできるだけ使わないようにする。
洗顔料は皮膚上の天然の保湿剤や油分を
洗い落としてしまうため使用は禁止。
化粧水・クリーム・乳液
化粧水は、保湿剤であるセラミドや
ヘパリン類似物質が含まれるものが
よいとされています。
乾燥肌の予防・改善策
運動
運動して汗をかくことは、新陳代謝を促すためにも効果的です。
血液の循環を良くすることもあります。
筋肉を動かして、新陳代謝を高め乾燥肌を改善していくように努めましょう。
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保湿ケア
保湿の基本は強力な顔の皮膚の表面にある油分まで洗い落としてしまう洗顔石鹸ではなく刺激物が配合されていない、保湿剤も含まれる洗顔石鹸が理想です。
しかも、低刺激であることも重要です。
保湿は洗顔後、化粧水、乳液かクリームの順番に行います。
化粧水はバシャバシャつけるのではなく手のひらに取ったら、皮膚に乗せるようにつけていき決して擦らずにつけるのが大切です。
その後クリームか乳液をつけますが化粧水と同じようにつけます。
化粧水だけでもいいですがすぐに蒸発していましますので油分でふたをするイメージです。
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生活習慣の改善
運動
運動して汗をかくことは、新陳代謝を促すためにも効果的です。
血液の循環を良くすることもあります。
筋肉を動かして、新陳代謝を高め乾燥肌を改善していくように努めましょう。
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睡眠
睡眠は特に大事です。
寝不足の次の日に、肌が特に乾燥したという経験はないでしょうか?
健康を保つためには、睡眠は非常に大切です。
日本人は世界でも睡眠時間が足りない国民として知られています。
睡眠時間は必ずしっかり確保しましょう。
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入浴
入浴は熱いお湯に浸かるのではなく温めのお湯に浸かりましょう。
長く浸かるとそれだけ水分が蒸発するのであまり長く浸かることはしないで入浴後は素早く保湿剤を塗りましょう。
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食事・栄養補助食品活用
食事はバランスの取れた男性の乾燥肌を改善させるのを期待できる食品として下記の食品があります。
・肌を作るのに必要な蛋白質(卵・肉・魚・豆類)
・肌の水分保持に関わる必須脂肪酸(肉・バター・チーズ・チョコ)
・新陳代謝を促すビタミンB2、B6(牛鳥レバー・マグロ・カツオ・納豆・ブロッコリー)
これらを意識して摂るようにしましょう。
紫外線
紫外線は皮膚にとって大変悪影響を及ぼす光線です。
バリア機能を壊したり、やけどなどを起こし肌をズタズタにしてしまいます。
紫外線をまったく当たらなくするのもビタミンDを作れなくなるので日焼けしない程度には浴びたほうがいいですね。
紫外線を浴びなければいけないときには外出する30分前に、FP30以上の日焼け止めを使いましょう。
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季節ごとのスキンケアのポイント
乾燥肌は主に寒暖の激しい季節や加齢に伴って出現しやすいといわれています。
過剰な洗顔やストレスなども乾燥肌の要因となります。
適切なスキンケアで保湿を心がけ、刺激の少ない製品を使うのが良いでしょう。
また、日頃からの水分補給や運動なども乾燥肌の改善に効果的です。
まとめ
男性の乾燥肌(インナードライ)は男性特有の肌の感じ方で実は肌の分類にも学会などでも治療のガイドラインも決められていません。
あくまでも個人の感じる感覚なんですね。
男性の肌は、女性と違ってインナードライ傾向が多いので悩む人も多いのが事実です。
乾燥肌を改善させるには、洗顔と化粧水をつけるだけでアトピー以外では比較的容易に改善します。
しかし、スキンケアをしない男性が多い中今後は年齢を重ねていくたびに肌の老化が気になってくるので最低のスキンケアをする必要があります。
一日最高2回までの洗顔と化粧水をつけることだけでもいいので今からでも始めてみましょう。
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