家族がいても身内がいても引き取りを拒否される「無縁遺骨」が増加し続けているのをご存知でしょうか?
自分が入るお墓を予定して購入しているとしても納骨してくれる人がいなければお墓に入れません。
全国で増加している「無縁遺骨」あなたに関係ないことと言えなくなってきている事情があります。
一緒に考えてみましょう。
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無縁遺骨になる背景
無縁遺骨は15年くらい前から増加傾向にあり日本全国どこの自治体でも社会問題になっています。
無縁遺骨が増加している理由
核家族化が進み近隣の関係が薄れ、親戚でも会ったこともない人が増えている。
現在では近隣の交流が途絶え、隣に誰が住んでいるのかも知らずに 住んでいる人が増加しています。
昔は何かと親戚の人と会うことがありました。
現在はめったに親戚と顔を合わせることが減り結婚式や葬式などの冠婚葬祭でも初めて会う誰か知らないなど、
親が親戚の人を教えてくれる機会も減っている。
おひとり様世帯が増加している。
子供はそれぞれ家庭を持ち暮らしているので親がたとえ一人になっても親と同居せずに高齢の独居世帯に
なることが多い。
身元や親戚がわかっているも関わらず引取を拒否される。
遺骨の身元がわかっていて親戚がいてもさまざまな理由で引取を拒否されてしまう。
生前に交流があったとしてもしばらく疎遠になっている。
生前に交流があり、面識が合ってもその後しばらく交流がなければ責任を取れないとして引取を
承諾してもらえない。
親戚がいても、金銭的な問題で引き取れない。
もし、遺骨に親戚家族がいたとしても年金だけで生活しているような人であれば引き取ってお墓に
納骨できるような余裕はなく受け取りを拒否される。
家族がいても、本人が入るお墓を知らない。
本人と一緒に生活することなくたとえお墓をすでに買っていたとしてもお墓がどこにあるか希望も聞いて
いないためどうすることも出来ず市に依頼することがある。
子供がいないため、親が亡くなっても納骨する人がいない。
子供がいない夫婦で、親戚もいない場合どちらかが先に亡くなってもどちらかが納骨出来るが、
残された人も亡くなってしまった場合納骨する人がおらず無縁遺骨となってしまう。
などの多数の複雑な理由があり解決できない問題となっています。
どこの自治体でも、身元も親族も分かっているのに引き取られない遺骨が急増しているのだといいます。
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納骨出来ない遺骨はどうなっている。
日本では、死後、火葬をしたりお墓に納骨したりする人がいない場合、自治体が遺族の代わりに
行わなければならないことになっています。
そうした場合、年々無縁遺骨が増加しているため納骨堂に安置されている遺骨も増えてきています。
納骨堂の維持管理も市の財政を圧迫していくことになります。
このままでは日本の未来が危ない。
希薄になった人間関係は日本の未来を脅かす原因となることが懸念されます。
信じられないことに、電車の忘れ物や落とし物に骨壺があるそうですよ。
そして、さらに信じられないことに骨壺をお寺にゆうパックで送り付けてきたりゴミとして
ゴミの日に出したり無許可で川や海に散骨したりすることも実際におこっているといいます。
遺骨をゴミ同然に扱うほんの一部の人だとは思いますが人間として信じられない行為が
おこっていることに愕然とします。
このようなことが日本で増加していくことになれば未来は恐ろしいことになるといわざるを得ません。
納骨することが、面倒だったりお金をかけたくないとなれば世も末ですね。
無縁遺骨にならないようにやるべきこと。
自分が今後、おひとり様や家族に依頼することが困難の場合、無縁遺骨にならずに済む方法は2つあります。
* エンディングノートに詳しく終活について書いておく。
特におひとり様には非常に重要なエンディングノートに終活について詳しく書いておくことです。
エンディングノートには、残された家族や終活を依頼されている業者があなたの希望を書いてある通りに
叶えてくれます。
葬儀やお墓、納骨に至るまで詳しく書いておくことによって混乱することを防ぎ、死後の処理をスムーズに、
行えるメリットがあります。
* 終活をしてくれる会社に依頼しておくこと。
あなたの元気なうちに、終活を請け負ってくれる業者に委託しておくことです。
まとめ
この記事では、社会問題になっている無縁遺骨について書いてきました。
無縁遺骨になる理由として核家族化が進み高齢化社会になってきて様々な複雑な事情が土台になっていることが、
わかりました。
その理由として
* 核家族化が進み、近隣の関係が薄れ親戚といえど、合ったこともない人が増えている。
* おひとり様世帯が増加している。
* 身元や親戚がわかっているも関わらず引取を拒否される。
* 親戚がいても、金銭的な問題で引き取れない。
* 家族がいても、本人が入るお墓を知らない。
* 子供がいないため、親が亡くなっても納骨する人がいない。
無縁遺骨にやらないようにするためには
* エンディングノートに詳しく終活について書いておく。
* 終活をしてくれる会社に依頼しておくこと。
私たちは、自分が無縁遺骨にならないようにするためにしっかりと準備をしておく必要がありますし
自分たちの周りの人間関係にも注意して生活していきたいですね。
読売新聞 オンライン
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